ゆうかりんこと前田憂佳さんのラスト曲にして、2期メンバーが入ったスマイレージ再出発の一曲。
どうなることかと思いましたが、イイ曲で始まって何よりです。
いま一番活きの良いアイドルのひとつ、アップアップガールズ(仮)の代表曲となったアッパーチューン。
アップアップガールズ(仮)の快進撃はここから始まったと言っても過言ではないと思います。
名誉ハロヲタのひとり、柳原可奈子さんも自身のラジオ番組で「なにあの曲……超いい……!」と絶賛の一曲。
メロウな曲調で、きっかさんの巧さが遺憾なく発揮されている名曲だと思います。
アップアップガールズ(仮)の勢いを表すような、快楽追求性の高い最狂な一曲。
ほとんどクラブサウンドのようなダンスチューンで、ウーファーをブリブリ鳴らして聴きたい曲です。
今年はコレで文句ないでしょう。新生モーニング娘。の反撃の狼煙。
これからはこれで行きます、という所信表明のような一曲で、アイドルとしての完成度も高く、中毒性も高い楽曲です。
楽曲部門はコレのダンスショットver.一択なので規定上投票しませんが、このVの中毒性は凄いものがあります。
今回のノミネートになかったんですけど、実はこれも大好きなMV。
℃-uteのガーリー感と満開の桜のマッチが素晴らしい動画です。フルスクリーンで見ていただきたい。
9年のロングキャリアを経て、ついにオールタイム・ベストアルバムを発売するに至ったNegicco。2003年前後の曲はさすがに時代感を感じるものの、そのキャリアを俯瞰させるアルバムの発売は、古くからNegiccoを知る人にとっては感涙モノの出来事でした。
そのアルバム『Negicco2003~2012-BEST-』にボーナス的に新曲として収録されたのが、この曲「Party On the PLANET」。どん底からの成り上がりの先輩としてNegiccoと比較されることもあるPerfumeのベストアルバム『Perfume~Complete Best~』に収録された新曲「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」と同様、アルバム曲だけどライブの定番として盛り上がれるイイ曲です。
作詞作曲はもちろん、いまのNegiccoのサウンドを一手に手がけるconnie氏。Perfumeにおける中田ヤスタカ氏のごとく、マンネリズムを超えたイイ曲をドンドン排出していただきたいものです。Stop, Negi time!
アイドルブームで新規グループが乱立する中、パッケージとして飛び抜けて面白いのが、さくら学院重音部ことBABYMETALです。黒赤のゴス衣装に身を包んだ少女たちが、モテないけど熱狂的なファンが多いヘビーメタルを歌うというそのギャップは、そもそも非差別的な自意識を持つアイドルヲタのハートにジャストミート。色物だけど替えの効かない存在として、今年アタマから尻上がりに知名度を上げています。
メンバー3人の構成もキモで、センターに抑揚の少ない唱法で丹念に歌うボーカリストSU-METALを据え、両サイドに低身長のYUI-METALとMOA-METALを従えるその構成は、まるで往年の魔女っ子アニメで妖精キャラと一緒に行動する主人公のようでもあります。
楽曲的にはNARASAKI氏がプロデュースした「ヘドバンギャー!!」のほうが正しくメタル的なのですが、個人的には「メタルっぽいもの」や「ヒップホップっぽいもの」をごった煮した「いいね!」のほうが面白くて好みです。
ていうか去年、ファースト曲の「ド・キ・ド・キ☆モーニング」に投票し忘れたのが心残りでした。
今年もいろいろとアイドルイベントを観に行ったわけですが、その中でも印象的だったもののひとつが「タマフル&申し訳・サマーフェス2012」。そのパフォーマンスの中でもひときわ輝いていたのが、早朝枠として登場した9nineでした。あれは徹夜アタマだからという以上の何かがあったと思います。
agehaspringsがプロデュースしている9nineの楽曲は、何が良いかと言われると困るのですが、正しく四つ打ちでダンサブル、かつ正しくエレクトロニカなサウンドの上にガーリーなユニゾンのボーカルが乗るという、言ってみれば正調なダンスアイドルサウンドの良さがあるのではないかと思います。そんなのいくらでもあると思うかもしれませんが、意外とないんですよねこれが。なおかつ自分のツボに来る曲というと、さらに限られてくるところで。
そんな9nineの曲の中でも印象的だったのが「少女トラベラー」。今年2月あたりに渋谷の街中で流れていたのも記憶に深く残っています。シングルとして9nineのキャリアハイを更新したのもうなずける、魅力的なダンスポップスです。
個人的に今年いちばん回数行った現場は、hy4_4yhのライブでした。いままでも何度も見ていたんですけど、なんか急にハイパーさんの“巧さ”がストンと来たんですよね。それに伴って彼女らのキャラクターも愛せるようになって、気がつけば何度も足を運んでいました。
そんなハイパーさんの楽曲の中でも、個人的にガツンと来たのがこの「MUSIC MASTER」。隠れた名曲ライターである江崎マサル氏の数々の楽曲の中でも、相当に高いレベルにある名曲中の名曲だと思います。江崎さん、実はドンドン良くなってると思うんですよね。
ハイパーさんについては、未見のかたはぜひライブで一度見ていただきたいんですよ。何しろアイドルとしては飛び抜けて歌唱のレベルが高いのが特徴で、ライブはすべて生歌、それもCD音源に勝るとも劣らない完成度で聞かせてくれるんだから凄い。いろいろなアイドルが集まるイベントでは勢いのある曲でガンガン押すので、この「MUSIC MASTER」は単独ライブ以外ではあまり聞けないのが玉に瑕です。みんなライブに行こう!
あとこの曲、サンプル的に聞けるものがネット上にないんですよ。これは非常にもったいないなーと思います。誰かっていうか関係者のかた、ライブ映像をアップロードしてください!
代わりにハイパーさんの「TamaFree」を貼っときます。曲調ぜんぜん違うけど。
師走も近づこうかという11月、突然飛び込んできたのが、Tomato n' Pineの散開宣言と、それに伴うWADAさんの活動休止の一報でした。ジェーン・スーさんとagehaspringsによるトマパイの数々の楽曲は、アイドルブームの中でもその黒さと質の高さにおいて一目置かれるべきものであり、それが失われることは間違いなく大きな損失で……。本当に残念というほかありません。
ただ、そんな報せがあろうとなかろうと、この曲「ワナダンス!」は楽曲大賞のトップ投票を競う、歴史的な一曲だと断言してしまいたいと思います。発売は2011年の12月なので感覚的には去年の曲なんですけど、この曲に投票できるのならしないワケにいきません。
今更言うことでもないでしょうが、この曲はMcfadden and Whiteheadのオールド・スクールな名曲「Ain't no Stopping us Now」を下敷きにし、ブレイク部分にはCheryl Lynnの有名曲「Got To Be Real」のイントロを引用するなど、洋楽の、それもブラックミュージックのエッセンスをふんだんに取り入れた実験性を持った曲でもあります。
この辺についてはTBSラジオ「高橋芳朗HAPPY SAD」にゲスト出演したタワーレコード嶺脇育夫社長の分析が完璧ですので、それを紹介したブログを以下に紹介したいと思います。
トマパイの名曲はこの「ワナダンス!」だけでなく、同曲収録CDのリード曲「ジングルガール上位時代」や、アルバム『PS4U』収録の「そして寝る間もなくソリチュード(SNS)」などもイイ曲です。
そして本当に残念なのが、トマパイのラストライブのチケットが取れなかったことです。うわーん。
アルバム部門も投票しておきます。
正調ダンスポップス。いまのアイドルサウンドらしさとJ-POPらしさの両方を兼ね備えたイイ盤です。
江崎マサル氏の幅広い楽曲と、ハイパーさんの歌唱の巧さが堪能できる名盤。これで2000円は安すぎる!
楽曲1位投票の「ワナダンス!」を含め、アイドル史に名を残すであろう名盤。アイドルサウンドに黒さを持ち込んだクリエイティブさは高く評価されるべきではないかと思います。
行ってまいりました。
何かの役に立つやもしれないので、本日のセットリストいわゆるセトリをまとめておきます。
感想はひとつだけ。本日の勝者はタワレコ嶺脇育夫社長!
01.ド・キ・ド・キ☆モーニング~いいね!(メドレーMIX)
02.イジメ、ダメ、ゼッタイ
03.ヘドバンギャー!!
01.KIDS
02.LOVE&HATE
03.ノンセクション
04.チョコミントフレーバータイム
05.東京は夜の七時
01.アノソラヘ
02.ニュートリノ・ラヴ
03.あなたとPop With You!
04.トキメクMERMAID
05.圧倒的なスタイル
01.FLY AWAY
02.School Days
03.ベリシュビッッ
04.オトメゴコロ
05.FRIENDS
06.song for smilling(新曲)
07.夢に向かって
01.Break out
02.Pock☆Star
03.Next Flight
04.Pretty Lie
05.Go on a highway
06.キススキ
07.じゃあね
08.ViVi夏
09.Let it go!!
10.少女飛行
11.ウハエ!
12.LALA LOVE TRAIN
13.マテリアルガール!!
01.世の中薔薇色
02.友情 純情 oh 青春
03.愛のスキスキ指数 上昇中
04.付き合ってるのに片思い
05.CLAP!
06.君の友達
07.ライバル
08.本気ボンバー!
09.一丁目ロック
10.超HAPPY SONG(シークレットゲスト ℃-ute)
タワレコ新宿リニューアル記念イベント「新・祝LIVE!」vol.2@新宿LOFT、楽しかった! ので感想を述べます。
KGY40Jr.。噂に違わず、地下で純粋培養されたエンターテイメント! 司会進行役の皮茶パパがずーっと舞台上に残り、司会に合の手、しまいにゃオケにかぶせて自分でガンガン歌うなど大活躍。当の女の子たちは口パクは合わせるけどマイクすら持たない。久々に見た地下らしい地下でした。
テクプリ。仙台の秘密兵器という感じで、ルックスの完成度の高さは想像以上。写真で見るよりもはるかにハイレベルでした。曲も悪くないし、これはことによるとドロシーに続いて“見つかる”かも。東京に来たら優先的に見たくなる、今日イチの発見でした。
今日のお目当てだったバンドじゃないもん!。かまってちゃんのみさこ+かっちゃんの2ドラム+トラックの変則ユニット。みさこさんの奇人性がにじみ出てて想像通り良かったです。彼女の背筋で叩くドラミングはアイドル性高い。
BiS。オルタナティブアイドルの極北にして、パンクとアイドルのキメラ。客もパンクとアイドルヲタで半々という感じ。クラウドサーフ出まくりで、メンバーまでクラウドサーフしてました。「IDOL」はパンクとして聞いてもイイ良曲。
以上、Twitterよりまとめでした。
現在は主に声優方面で活躍中のゆいかおりですが、歌唱とダンスのパフォーマンス力についても注目する価値のあるアイドルです。特に、サウンドクリエイターとして前山田健一氏を擁していることは大きなアドバンテージだと言っていいでしょう。前山田氏も自身が注目する歌い手の一人として小倉唯さんの名前を挙げるなど、関係も良好なようで何よりです。
ファーストアルバム『Puppy』のリード曲「PUPPY LOVE!!」もストレートな前山田的アイドル曲として質の高い曲でしたが、注目したいのはアルバム収録の小倉唯さんソロ曲。キャットボイス好きを自認する前山田氏の変態性が遺憾なく発揮された曲で、ライムスター宇多丸氏をして「この人はいい楽器を持っている」と言わしめた小倉唯さんの声をフェティッシュに堪能できる怪作です。
ゆいかおりやHAPPY! STYLEの皆さんの今後に期待しています。
モーニング娘。9期の加入は、しばらく完全に停滞していたモー娘において、ついに山が動いたとも言えるような出来事でした。9期メンバー、特に鞘師里保さんの加入で、モー娘はいよいよ“戦える”だけの体制を整えることに成功したのではないでしょうか。続く10期の加入も含め、いよいよ反撃の狼煙を上げたなという期待感があります。
この曲は、加入早々にフロントメンバーとなった鞘師さんの力量をうかがい知ることができる一曲。アフター高橋体制のメインとなる田中れいなさんとのデュオで、聴かせるだけの歌唱力があることを証明している曲なのではないでしょうか。新垣里沙さんをメインMCとしたラップ部分もアイドルラップとしてはイイ感じで、なかなかいいバランス感の良曲ではないかと思います。
スマイレージ第一期の到達点とも言える楽曲。四人のスマイレージの体制が完全に固まり、小川紗季さんをリードとして、それぞれの歌唱の良さが伸びやかに出ている良曲だと思います。
PVのほうもなかなか良く、女子が髪を切ることの小さなドラマチックさのようなものを巧く映像にしている好編です。
楽曲としては充分に魅力を出せていたスマイレージですが、その後の追加メンバー募集発表を皮切りに、皆さんご存知の通りあらぬ方向に向けて強烈なダッチロールを繰り返している最中です。どうにかみんなが幸せになれる感じに進んでいってくれることを祈ります。
で、こちらがスマイレージ第一期のエンディング曲。アイドル楽曲好きの8割にとって絶対善となっている第二期タンポポを思わせるような曲で、普段アッパーなスマイレージのガーリーな一面を引き出している良曲です。そして四人のスマイレージにとって、これが最後のオリジナル曲ということになります。
まあ、メインボーカルだった福田明日香さんが抜けた後のモーニング娘。はその後何もなかったかのようにブレイクを果たしましたし、3人抜けた℃-uteもまるで最初から5人だったかのように突き抜けたパフォーマンスしてますから、いつかはみんな慣れるのかもしれないですけどね……。
とはいえ、最新曲の「プリーズミニスカポストウーマン」が大変に良い曲なので、今後にも期待が繋がったのは喜ばしいことです。
現在のハロプロ勢におけるパフォーマンス番長が℃-uteであることは、もはや衆目の一致するところではないでしょうか。ことにアッパーな曲におけるステージパフォーマンスは完全に他のグループを圧倒しており、これでトップ張れてないのは勿体無いなーと思うことしきりです。
で、この「Kiss me 愛してる」が今年の℃-uteの一番曲にして、ハロプロ楽曲大賞の1位に推したい曲です。℃-uteらしいアッパーなユーロビートでグイグイ押してくるパワフルな曲で、去年の「Danceでバコーン! 」に続いて、今の℃-uteの脂の乗りっぷりを感じさせてくれます。特に先日のモベキマスコンでのライブパフォーマンスでも、中島早貴さんの煽りでガンガン上げていくなど、ノリの良さで見事に光っていました。
℃-ute、もうちょっと売れても良さそうなもんだけど、どうなんですかね。